世相閻魔帳

顕正新聞のコラム「世相閻魔帳」

河井事件にみる検察・大手メディアの堕落ぶり

世相閻魔帳86「顕正新聞」令和5年10月5日号 憲政史上最大規模の買収事件である「河井事件」に関し、「中国新聞」が事件の核心に迫る大スクープを報じた。ところが悲しいかな、これを後追いで報じた大手メディアはほとんど無い。 以下、河井事件の概要を簡単…

安倍・自民党と「電通」の癒着構造(2)

世相閻魔帳57「顕正新聞」令和4年12月5日号 日本最大手の広告代理店「電通」の元専務・高橋治之(組織委員会元理事)によるIOC委員らへのロビー活動(働きかけ)と多額の賄賂、そして安倍晋三が全世界に向けて発信した「アンダーコントロール」の大ウソな…

アベ友の「性暴力」隠蔽に蠢いた警察官僚たち

世相閻魔帳㊻「顕正新聞」令和4年8月15日号 本年7月7日付けの最高裁判所の決定によってジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBSワシントン支局長・山口敬之から性的暴行を受けたとして損害賠償を求めた裁判が終結し、山口に約330万円の賠償を命じた2審…

目に余る公明党議員の腐敗堕落ぶり

世相閻魔帳㉛「顕正新聞」令和4年3月15日号 二月度総幹部会において浅井先生は 「いまや学会員は信じ奉る戒壇の大御本尊をも捨ててしまった。そして柱と頼む池田大作は『生ける屍』になってしまった。これで保つか。だから学会は必ず崩壊する。その兆候はす…

学会・公明党に甚大な影響もたらす遠山問題

世相閻魔帳㉖「顕正新聞」令和4年1月25日号 昨年十二月二十八日、東京地検特捜部は、公明党元衆議院議員で元財務副大臣の遠山清彦ら四名を貸金業法違反の罪で起訴した。 遠山といえば、昨年一月、新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令されて…

「過去の人」になりつつある安倍晋三

世相閻魔帳㉓「顕正新聞」令和3年12月15・25日号 本年十一月十八日、安倍晋三元首相は自民党の清和会(安倍派)の派閥会長に就任後、党本部で行われた初の総会に無断欠席したという。どうやら派閥の中に安倍の会長就任を快く思わない者が大勢いることを知り…

安倍の手に堕ちた警察

世相閻魔帳⑰「顕正新聞」令和3年10月15日号 本年九月、警察組織のトップ「警察庁長官」に中村格が、「警視総監」に大石吉彦がそれぞれ就任した。 かかる人事は、安倍晋三前首相が「暴力装置」たる警察組織の私物化に成功した結果と評し得る。中村・大石とも…

検察審査会、安倍は「不起訴不当」と議決

世相閻魔帳⑫「顕正新聞」令和3年8月15日号 安倍前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した「前夜祭」の参加者に対する飲食費用の補填問題につき、検察審査会(検審)は、東京地裁特捜部が安倍を不起訴にしたことは「不当」と議決した(七月十五日付け…

リコール署名偽造事件の闇に蠢くもの

世相閻魔帳⑥「顕正新聞」令和3年6月15日号 本年五月十九日、愛知県警は、大村秀章・愛知県知事のリコール署名運動を行った団体(会長は「高須クリニック」院長・高須克弥)で事務局長を務めた田中孝博容疑者ら四人を地方自治法違反(署名偽造)の疑いで逮捕…

黒川元検事長を〝略式起訴〟した検察の魂胆

世相閻魔帳①「顕正新聞」令和3年4月15日号 黒川弘務・元東京高検検事長が、本年三月十八日、東京地検特捜部に賭博罪で略式起訴され、同月二十五日、東京簡裁から罰金二十万円の略式命令を受けた。 検察ナンバー2だった黒川は、森友事件や甘利明衆議院議員の…