世相閻魔帳

顕正新聞のコラム「世相閻魔帳」

マイナカードの強制取得が意味するもの

世相閻魔帳79「顕正新聞」令和5年7月25日号 連日世間を騒がせているマイナンバーカード(以下「マイナカード」)をめぐる問題は、デジタル大臣・河野太郎の無責任で人を食ったような対応により収束の兆しが全く見えないどころか、第1次安倍政権が崩壊したき…

安倍・自民党と「電通」の癒着構造(3)

世相閻魔帳58「顕正新聞」令和4年12月15・25日合併号 今回は安倍晋三が「憲法を改正して日本を『神の国』にする」という野望の実現を目指す過程で、国内最大手の広告代理店「電通」にナチスドイツで宣伝省大臣としてプロパガンダを管轄し大衆をナチス支持に…

安倍・自民党と「電通」の癒着構造(2)

世相閻魔帳57「顕正新聞」令和4年12月5日号 日本最大手の広告代理店「電通」の元専務・高橋治之(組織委員会元理事)によるIOC委員らへのロビー活動(働きかけ)と多額の賄賂、そして安倍晋三が全世界に向けて発信した「アンダーコントロール」の大ウソな…

安倍・自民党と「電通」の癒着構造(1)

世相閻魔帳56「顕正新聞」令和4年11月25日号 前号の本コラムでは、安倍晋三の国葬における菅義偉前首相の弔辞に日本最大の広告代理店「電通」が関与していたかのようなコメントをしたテレビ朝日の玉川徹氏が、コメンテーターを務めていた情報番組から実質降…

権力に阿諛追従するマスコミの罪

世相閻魔帳55「顕正新聞」令和4年11月15日号 原発問題や森友・加計・桜といった安倍に関する疑惑、各種政策の問題点等を政権に忖度せず真っ当に批判していたコメンテーターがまた一人、実質〝降板〟に追い込まれた。 テレビ朝日の報道番組「羽鳥慎一モーニン…

アベ友の「性暴力」隠蔽に蠢いた警察官僚たち

世相閻魔帳㊻「顕正新聞」令和4年8月15日号 本年7月7日付けの最高裁判所の決定によってジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBSワシントン支局長・山口敬之から性的暴行を受けたとして損害賠償を求めた裁判が終結し、山口に約330万円の賠償を命じた2審…

東京五輪の深い闇

世相閻魔帳⑨「顕正新聞」令和3年7月15日号 平成二十八年のリオ五輪閉会式で安倍晋三前首相は、東京五輪のプレゼン映像が流れた後、ゲームキャラクターの「マリオ」に扮して会場に登場したが(演出費用は合計十二億円)、国内外から嘲笑され、「アニメを使っ…

欺瞞に満ちた原発汚染水の海洋放出

世相閻魔帳②「顕正新聞」令和3年5月5日号 本年四月十三日、政府は福島第一原発の事故処理で発生する放射性物質を含む汚染水の海洋放出を正式決定した。海洋放出を正当化しようとする政府の説明はこうだ。 〝東電は多核種除去設備「ALPS」を用いて、原子…