世相閻魔帳

顕正新聞のコラム「世相閻魔帳」

驚愕すべき宗門「海外部」の堕落した実態(2)

世相閻魔帳㊸「顕正新聞」令和4年7月15日号

 「顕正新聞」令和4年5月15日号に掲載された本コラム「驚愕すべき宗門『海外部』の堕落した実態」は少なからぬ波紋をもたらした。殊にインドネシアの宗門信徒の組織が堂々とクリスマスを祝っていたことは腐敗堕落の宗門僧俗にとっても衝撃的だったようだ。
 また、海外の宗門僧俗が「御会式」に託け「HAPPY OESIKI」(ハッピー御会式)なる「フェスティバル」を開催して皆で飲み食いしゲームやダンス等に興じる不謹慎ぶりを知り、「どこまで宗門は腐っているのか」と憤激した顕正会員も多かったと聞く。
 ちなみに、前回のコラム掲載後に現地組織のSNSからはクリスマスを祝う投稿はチャッカリ削除されていたが、「ハッピー御会式」の投稿はそのまま残存していた。宗門としては御会式を冒涜している認識などサラサラ無いらしい。
 凋落の一途を辿る宗門にとっては、〝食い扶持〟たる信徒をいかに寺に繋ぎとめておくかが最大の関心事であるから「謗法厳誡」などと言って信徒の反感を買うことなどは以ての外で、大事の御会式すらもエンターテインメント化して信徒の歓心を得ようとするのだろう。斯様な職業僧侶は即座に還俗すべきである。
 今回も宗門の堕落した活動実態の一端を紹介する。

コメディアン住職

 まず、「法清寺」(住職は戸沢良昭)及び「妙願寺」(住職は土田法積)という2つの寺院が存するインドネシアで御会式後に開催されたフェスティバルに関し、前回紙幅の都合で割愛した事柄を簡単に取り上げておく。
 本コラムが発見した令和元年の同フェスティバルの様子を撮影した動画には、特設ステージにド派手な仮装を纏った女性が数多く立ち並ぶ中(仮装大会の授賞式か何かのように窺われる)、濃紺の作務衣を着た肥満体型の坊主頭の男がマイクを持って大はしゃぎしている様子が記録されている。
 この男は何か叫びながら両手を高く挙げたり、仮装した女性に身体を密着させて記念撮影を行ったり(ほとんどセクハラ)、「ひょっとこ」のような表情を浮かべながら体をくねらせたりと、ステージ上でおどけた仕草を連発して会場の笑いを誘っていた。
 「現地の有名コメディアンでも招待したのだろうか」と思ってよく見てみると、ハイテンションではしゃいでいる肥満体型の男の正体は彼の戸沢だった。
 住職がこのような為体である以上、その指導に服する現地信徒が御会式をエンターテインメントと捉え、クリスマスを祝う逸脱行為に及ぶことも無理からぬ話だ。坊主を生業とする戸沢は袈裟衣を脱いでインドネシアのコメディアンに〝転職〟したらよい。

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御宝前で歌って踊る宗門僧俗

 御会式でのどんちゃん騒ぎはインドネシアだけではない。アメリカの「妙法寺」(住職は高野泰信)もそうだ。
 平成26年に妙法寺で執行された「御会式」では、「Happy Lotus Blossom Troupe(楽しい芙蓉劇団)」という名称の現地信徒グループが御宝前で「Happy Song」なる曲を踊りながら歌い大騒ぎする始末。
 平成28年の「御会式」でも現地信徒は御宝前でミュージカル映画オズの魔法使い」の劇中歌やビートルズの曲を合唱し、それに合わせて禿人たちが腑抜けた表情で手拍子をしていた。
 また、妙法寺に関しては目を疑うような衝撃的な動画がある。撮影時期は不明だが、同寺の御宝前に10名ほどの宗門僧侶と大勢の現地信徒等がバンド演奏に合わせて踊りまくっているのだ。殊にこの内の一人の太った坊主はその体型に似つかわしくないキレッキレの踊りを披露しているのだが、その素人離れしたダンスは明らかに只者ではない。日常的に踊り狂っているのだろう。
 信心もない海外信徒に阿って信心とは全く無関係の世俗のパフォーマンスに勤しむ宗門僧侶の堕落ぶりには長大息の他はない。

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本山で「学芸会」を開催

 このようなふざけた行事は何も海外に限った話ではないようである。早瀬日如管長が登座した直後の平成18年4月16日に本山で開催された「海外信徒総会」でも、各国の信徒たちは隠尊の阿部日顕、早瀬日如管長以下、居並ぶ宗門僧侶の前でヘタクソな歌やダンス等を披露していた。
 この「海外信徒総会」について補足すると、同総会には海外各国の信徒が大勢〝観光気分〟で本山に参集し、所々で場違いな歓声や拍手が巻き起こる異様な空気のなか、最後に登壇した早瀬管長が「濁悪の世相を救い切っていくためにも、我々は折伏を行じていかなければなりません。折伏は我らに与えられた尊い使命であり……」などと口先だけの偉そうな締めの挨拶を済ませると、司会が間抜けな声で「パフォーマンスの部を開催いたします」と宣言し、突如、海外信徒たちが早瀬管長ら宗門僧侶の面前で音楽やダンス等を次々と披露する〝学芸会〟が始まるのだ。
 演目はシンガポール信徒らによる民族楽器を混ぜたオーケストラ演奏、韓国信徒らによるテコン体操(テコンドーの型を取り入れたダンス体操)と扇の舞、インドネシア・ブラジル・アフリカ信徒らによる各国特有のダンス、台湾女性信徒らによる豊作等を祈る舞等々、一体何がしたいのか全く以て不明だ。
 しかも、どれもクオリティはイマイチなのだ。
 いずれにせよ、「決起の年」「決意を固めて行動」などと勇ましい横断幕が張られた会場内で、海外信徒がニコニコ笑いながらポップな音楽に合わせてダンス等を披露し、それらを阿部日顕、早瀬日如管長以下、御遺命違背の宗門僧侶が阿呆面で鑑賞している光景を見るだけで宗門の程度が知れるというものだ。暗澹たる思いしか湧かない。

餓鬼道に堕つる

 改めて宗門僧侶に対しては
 「受けがたき人身を得て適出家せる者も、仏法を学し謗法の者を責めずして徒に遊戯雑談のみして明かし暮さん者は、法師の皮を著たる畜生なり。法師の名を借りて世を渡り身を養うといへども、法師となる義は一つもなし。法師と云う名字をぬすめる盗人なり。恥づべし、恐るべし
 との御本仏の厳しきお誡めを恐れよと言いたい。
 宗門は御遺命違背の大罪を大聖人様に謝し奉った上で真摯に出直さない限り、「今生には餓鬼道に堕ち、後生には阿鼻を招く」こと必定である。(天皷)