世相閻魔帳112「顕正新聞」令和8年5月5日号
日蓮正宗の法華講連合会の機関紙「大白法」(令和8年2月16日号)に「イベントで人集め?」と題する記事が掲載されていた。
当該記事は、邪宗日蓮宗(身延派)が「お山でヨーガ」なる企画を実施したり、身延派管長が導師を務める法要で声楽やら弦楽に合わせて唱題等を行うイベントを開催したりしていることを取り上げて、「人が集まればよいのか?!」「法義をもって衆生を導くのが本分の僧侶としては、いかがなものか」などと身延派の活動実態等を批判し、「真の正法正義を知る本宗僧俗は、本尊に迷う人々を一人でも多く救っていかなければならない」つまり〝身延派を折伏せよ〟との一文で締めくくられていたが、「目くそ鼻くそを笑う」とはこのことだ。
宗門僧俗のお粗末さを再認識するためにも、簡単に触れておく。
身延派と変わらぬ実態
まず、これまで本コラムで何度も取り上げたとおり、くだらないイベントで人集めをしている実態は宗門も身延派と全く同じだ。
例えば、宗門のトップである早瀬日如管長の長男である早瀬道寧が住職を務める「応顕寺」(神奈川県横浜市)は機関紙「OKG」(令和6年8月・第68号)で「イベントを折伏の弾みにして、寺導行を実践していけたらと強く思う」と、〝幼稚なイベントで人を集め、ひいては勧誘成果に繋げていきたい〟との方針を示している。
実際、応顕寺では「ブルーベリー摘み体験会」「シルバー川柳クイズ」「面白いイントロ当てクイズ」「七タ☆お寺で☆カフェ」「お餅つき大会」といった幼稚なイベントを定期的に開催し、昨年などは「『夏休み宿題持ち寄り勉強会』が客殿で開催されます」「お友達も誘ってきてね♪」と子供の夏休みの宿題までダシにして人集めに狂奔していた。
また、実成寺(福島県会津若松市)は昨年、大事の10月13日に地域のイベントの一環として、寺の境内で「コスプレ大会」なるものを開催させた。
当日の催しは「ハロウィンコスプレ」「実成寺参道での縁日」「ダンス披露」などであり(事前に公開されていた予定では「お経体験」と「住職講話」が組まれていた)、広告チラシには「必ず遊び倒す みんなでコスプレ大集合」などと記載されていた。
その他、過去には法道院(東京都豊島区)が外国人を集める目的で「日本語教室」を、常生寺(埼玉県さいたま市)も「法話会&イベント」なる催しを開催し、茶話会・大道芸(ジャグリング)・高齢者疑似体験・AED体験などと仏法とは全く関係のないイベントで人集めを行い、勧誘成果に繋げようとしていた。
「人が集まればよいのか?!」との批判は、そのままブーメランとなって宗門に突き刺さっている。
謗法与同のイベントも
海外の宗門僧俗はもっと酷い。
インドネシアの宗門僧俗が執行した「御会式」では、寺の随所に「HAPPY OESIKI」というふざけた飾りつけや神社の鳥居をあしらった横断幕を掲げ、式終了後は「フェスティバル」と称して様々な料理やゲームを提供する屋台や露店を出し、現地信徒や訳のわからないまま参列したと思しき現地人たちが飲み食いしながらダンスやゲーム等に興じるなど、皆でどんちゃん騒ぎをしていた。
加えて、インドネシアの宗門僧俗は昨年9月26日、邪教の指導者らを招いて「国民調和のための宗教を超えた共同祈祷会」と称する悍ましい謗法与同の集会(共同祈祷会)を開催し、席上、現地の代表信徒が〝謗法の者と一緒に祈祷し、調和する姿勢が大切〟と宣言してみせた。
また、アフリカのガーナにある「法華寺」は令和6年6月、住職らがカレーライスなどの料理を作って大勢の現地人に有償で振る舞う「フードバザー」なるイベントを開催した。人集めとカネ集めが目的であったと窺われる。
「法義をもって衆生を導くのが本分の僧侶としては、いかがなものか」などと、一体どの口が言うのか。
頻繁に身延派と交流
だいたい、これまで宗門僧俗は誰憚ることなく身延派と頻繁に交流を行なっていたではないか。そのことを棚に上げて、今さら〝身延派を折伏せよ〟とは厚顔無恥も甚だしい。その一例を挙げる。
平成6年11月5日、身延派の総本山・久遠寺内の志摩坊住職で山梨県第一部布教師会長でもある佐藤順映以下8人の身延僧が、大石寺理事・理境坊住職・妙観講指導教師であった小川只道の案内で大石寺を参拝した。
後日、佐藤順映は「大石寺研修参拝記~他宗には門戸開かぬ大石寺に柔軟性」なる記事を「布教師会報」に公表し、その中で、小川から「皆様の暖かなお心に触れ、外はめっきり寒くなっていたにも拘わらず、暖かな気持ちで御案内申し上げることができましたことを感謝しております」との礼状を受け取ったことなどを明かしている。
仏敵を大石寺に招き入れた挙句「感謝」するなど、「仏法中怨」の誡めに背き、日興上人の身延離山の大精神を蹂躙する許し難き所行だ。
また、平成7年6月6日には、身延派管長に就任する直前の田中日淳の一行32人が大石寺を参拝している。この時は能化の高野日海が袈裟衣を着けた正装で田中らを丁重に出迎え、正本堂をはじめ山内をくまなく案内し、一行を蓮葉庵で手厚くもてなした。
それ以降も、大石寺執事・久成坊住職の関快道が20数人の法華講員を率いて千葉の誕生寺・清澄寺等の身延派寺院を巡ったり、法華講総講頭の柳沢喜惣次が阿部日明(日顕の子)が当時住職を務めていた大修寺の法華講員約20人を率いて身延派の総本山・久遠寺に参詣したり、大石寺所化20人が「史跡研修」と称して身延派の北山本門寺を訪れ、本堂で唱題したりした。
身延僧と肩を並べて研究発表
近年も、宗門が平成24年に設立した「日蓮正宗教学研鑽所」なる研究機関所属の長倉信祐や堀部正円ら宗門僧侶は、日蓮宗宗務院・立正大学・身延山大学の三者持ち回りで毎年開催される身延派の学術大会「日蓮宗教学研究発表大会」などに積極的に参加し、そこで「戒壇の大御本尊の敵」である大謗法の身延僧を破折するわけでもなく、広宣流布とはかけ離れた研究成果とやらを身延僧らと肩を並べて発表し、親交を重ねていた。一例を挙げれば次のとおりだ。
平成25年10月、立正大学で開催された「第66回 日蓮宗教学研究発表大会」。
平成27年11月、日蓮宗宗務院で開催された「第68回 日蓮宗教学研究発表大会」。
平成29年11月、身延山大学で開催された「第70回 日蓮宗教学研究発表大会」。
令和5年11月、立正大学で開催された「第75回 日蓮宗教学研究発表大会」等々。
しかも呆れたことに、日蓮正宗教学研鑽所に所属する僧侶らは身延派だけでなく、他の邪宗が主催する研究発表会等にも数多く参加しており、日蓮正宗教学研鑽所は公式サイトでそれらの活動を誇らしげに宣伝していた。
当然、これらの謗法与同は彼らの独断ではなく、早瀬管長の承認を得て行われていたと言えよう。
なお、堀部にいたっては立正大学仏教学会の機関誌「大崎学報」(令和4年3月号)に自身の論文を掲載してもらい、同論文の末尾において身延派坊主および立正大学の教授らへの丁重な謝辞まで記している。
これら身延派と昵懇の実態を棚に上げて〝身延派を折伏せよ〟などと宣える宗門僧俗の精神構造は理解に苦しむ。
お粗末極まる宗門僧俗
その他、「大白法」(令和7年10月1日号)は「他宗教を容認し、他宗教に迎合する学会の言動は、紛れもなく、大聖人の御化導に反逆する大謗法」「謗法厳誡の精神を踏みにじる連中が、大聖人門下を名乗るのもおこがましい。学会に大聖人の仏法を語る資格はない!」などと偉そうに学会を批判していたが、インドネシアの宗門僧俗が他宗教を容認する姿勢を鮮明にしたことで、これも見事なブーメランとなってしまった。
また「大白法」は昨年、顕正会を誹謗・挑発する記事を掲載したため、顕正会教学委員が「大白法」の発行所たる「富士会館」を訪問して法論を促したが、案の定、ビルの入口ドアを施錠して、法論から逃避するという醜態を晒した。
宗門僧俗の言動は一事が万事、こんな調子だ。
早瀬管長がなすべきことは、お粗末な実態を棚に上げて必死に破折しているフリをすることではない。五体投地の懺悔をして宗門の御遺命違背の大罪を大聖人様にお詫びし、一刻も早く国立戒壇の正義を宣示すること以外にない。(天皷)