「寄生虫」の悪あがき(2)

世相閻魔帳⑪「顕正新聞」令和3年8月5日号

 日蓮正宗(宗門)の謀略紙「慧妙」七月十六日号に、「妙観講・広報部」の名義で「読者を誤導(ミスリード)する『顕正新聞』に御注意!」「〝顕正会員を洗脳するための妙観講誹謗記事〟を粉砕する」と題する記事が掲載された。
 どうやら大草一党が騒ぎ続けた「カエリタマエ」が捏造音声であることが錚々たる二名の専門家の鑑定結果から明らかになったこと、ネパールで開催された宗門の行事で大草の目の前にヒンズー教の神「ガネーシャ」の像が置かれていたこと等を紹介した「顕正新聞」七月五日号掲載の本コラム「寄生虫の悪あがき」に対する反論のつもりらしい。
 わずかな本コラムに対し、全部で四面しかない「慧妙」の丸々一面分ものスペースをさいた過剰なまでの反応は、大草一党が受けた衝撃のほどを示すものといえるが、あがくほどに傷口を広げ、ますます墓穴を掘る様は、なんとも皮肉で滑稽である。
 さっそく大草一党がムキになって反論した駄文を一瞥してみたところ、意図的に歪曲したのか、或いは、単に日本語読解能力が乏しいために内容を理解できなかったのかは知らないが、その大半が顕正会に対する悪口とすぐにバレるウソばかりのお粗末きわまる代物だった。
 それにしても、「労を厭わず、その一つひとつを以下に破折しておく」と仰々しく宣言しておきながら、捏造音声の不連続を看破した谷本益巳氏の鑑定意見や阿部日顕の「正本堂の完工式の時にキリスト教の者を招き、しかもキリスト教の法服を着けた形で正本堂の中に入れた」との発言など、大草一党にとって不都合な事情には緘黙したまま〝顕正新聞の内容はウソ〟と騒げてしまう精神構造は常人のそれではなかろう。
 また、慧妙記事には本コラムの写真が掲載されているのだが、何より笑えるのは、その写真では「カエリタマエ」が捏造音声であることを証明した「谷本氏の鑑定結果」と「大草の謗法与同の写真」が巧妙にトリミング(カット)されていることである。
 なにも後ろ暗いことがなければ堂々と掲載すればよいところ、「妙観講員・法華講員を洗脳するための顕正会誹謗記事」ゆえに芸が細かい。

愚劣な言い訳

 さて、大草一党が直ちに反論を試みた理由の一つは、ネパールにおける大草の謗法与同が暴かれたことが「痛打」だったからだろう。
 慧妙記事は、大草の謗法与同を「〝こんなものが置かれていたとは知らなかった〟という不可抗力の出来事」などと必死に矮小化しようと試み、愚劣な言い訳に終始している。例えば
 「だいたい、その場に招かれて着席しただけだから、その前のほうに、向こう向きにおいてある物など、裏側から見て何なのかわかろうはずもない。この写真が出て初めて、こんなものが置いてあったのかとわかったくらいである」
 「この写真をSNSにアップしたのは、信仰を退転して御本尊を返却してしまった人物である。その人物が個人的に撮影してアップした写真だったので、誰の目にも触れることなく、顕正会が騒ぐまで気がつかなかった、という次第である。ただそれだけのことであり、しかも、これは実際のヒンズーの本尊などではなく、ただの装飾品に過ぎない」と。
 まるで親に叱られた小学生が咄嗟にウソをついたような、いかにも稚拙な弁明である。SNSにアップしたのが退転者であろうとなかろうと、ガネーシャをはじめとするヒンズー教の神を模った像が礼拝対象(本尊)であることに変わりはない。
 だからこそ、慧妙記事では「通常、ネパールにおいて妙観講が主催する会合では、たとえ会場にもともと置かれていたものであっても、こうした装飾品は例外なく排除している」と、(実際に排除しているかは不明だが)断っているのではないか。語るに落ちている。
 では実際の写真で大草一党の弁明を検証してみる。
 まず、写真のガネーシャ像には礼拝のための燭台が付属され、像のすぐ横には礼拝皿が設置されて花が供えられている。つまり、大草の目の前にあったガネーシャ像は「置かれた」というより「祀られた」と表現した方が実態に即していよう。
 また、大草の席からガネーシャ像がどのように見えていたかを別の角度から撮影された写真で確認してみると、掲載写真のとおり、裏側からでも謗法の像であることが一目瞭然である。もし、これでも「知らなかった」というなら、早急に眼科で目の治療を受けた方がよい。それでなくても邪な膜で覆われているのだから。

責任を擦り付ける

 さらに大草一党は次のような見え透いた言い訳もしている。
 「(本コラムに掲載された)写真は、今から六年前、ネパール現地の組織(NGO)の代表者が交代することになり、大草講頭らがそのセレモニーに招かれた時のものである」
 「この時のセレモニーは、主体が現地NGOであり、招かれた側の大草講頭らは、事前に会場の状態などチェックしていない。それ故、そこにそんな物があったということに気付いていなかったのだ」と。
 どうやら大草一党は「現地NGO」なるものに責任を擦り付け、〝自分は招かれただけ〟と言いたいようだが、ふざけるのも大概にせよ。
 そもそも、大草一党が「現地NGO」と誤魔化している団体の名前は「Nichiren Shoshu Spiritual Organization Nepal」(NSSON・直訳すると「宗教団体 日蓮正宗 ネパール」)で、団体のロゴには妙観講の講章(鷹が鶴を喰らうようなデザイン)が掲げられている。要はネパールの妙観講員で構成された信徒組織なのである。
 その証拠に、妙観講の指導教師・小川只道や宗門僧侶らはNSSONが現地で主催した他の行事に遥々日本から参加し、酒宴に興じたり、御本尊を奉持して勧誘したりしている。
 また、大草が「(現地NGOの)セレモニー」と謀っている行事の写真にはNSSONの名称と「First National Convention」(第一回全国大会)と印刷された横断幕が貼られている上に、参列者の胸に妙観講の講章が印刷された花徽章がつけられていることからも、歴とした妙観講の行事であることは紛れもない事実である。
 しかるに大草は、かかる謗法与同が露見した途端、ネパールの妙観講員で構成された信徒組織(NSSON)を妙観講とは無関係な「現地NGO」と誤魔化し、また、邪教の神が自分の眼前で祀られていたのに「気付いていなかった」「知らなかった」「不可抗力」などとしらばっくれて幕引きを図ろうとしているのだ。実に卑怯で姑息ではないか。
 このような男が「謗法厳誡論」なる本を書いているのだから、どうかしている。
 今後、今回の慧妙記事で大草一党が触れていない点について追及していくつもりだが、宗門の早瀬管長が謗法与同の大草に対して何らの処分も下さないのであれば、大草と同罪、〝同じ穴の狢〟である。(天皷)